- ILCは、史上最大で最高エネルギーの電子・陽電子を衝突させる次世代加速器です。
- 全長約30km(将来計画は50km)を超える地下の直線トンネル内に、精密な高真空ビームパイプを設置します。
- ビームパイプの一方から電子、もう一方から陽電子ビームを入射し、ほぼ光速まで加速して、中央部で正面衝突させ、ビックバン直後と同じ高エネルギー状態を実現します。
- この瞬間発生する素粒子を測定・解析し、謎に包まれている宇宙の起源の解明に挑戦します。
- 万物の質量の起源とされる「ヒッグス粒子」や「超対称性粒子」などの未知の粒子の解明が最初の目的です。
- 現在、世界中の300あまりの研究機関が関与して、加速器設計・開発に約700名、測定器の設計・開発に約900名の研究者・技術者・大学院生等が関わっています。
※ 詳しい情報はこちら(先端加速器科学技術推進協議会のページ)